精力剤の原料、成分

精力剤としてのアシュワガンダの効果と成分、副作用とは?

アシュワガンダの精力効果

アシュワガンダというものをご存じですか?

精力剤に興味を持っており、これまでにも色々な情報を集めてきた、とおっしゃる方々の中にも、このアシュワガンダについては「初耳」というような方も少なくはないかもしれません。

ネット上にもほとんどアシュワガンダの口コミが載っていませんからね。

アシュワガンダは、インドで古く何千年も前から、精力を増強させる薬、若返りの秘薬として語り継がれ、愛用されてきた天然のハーブです。

健康的に精力回復を目指しているあなたにとって有効なハーブであるアシュワガンダ。

今回は、このアシュワガンダについて、精力増強効果や成分、副作用についてわかりやすくまとめました。

インドの秘薬、アシュワガンダとは

アシュワガンダというのは、インド、ネパールやパキスタンの平地地帯に生育している常緑低木で、ナス科のハーブです。

高さは1~2mほどになり、緑や黄色の花を咲かせ、5cm~10cmほどの葉を一年中つけています。学名を「Withania somnifera Dual」と言います。

その学名の一部である「somnifera」は「睡眠性」と言う意味を持っており、睡眠薬としても利用されてきたハーブです。

アシュワガンダという名前は、サンスクリット(インドの古典語)で「馬」と言う意味を持ち、アシュワガンダを摂取すると馬並みの力をえることから、この名前がつけられたとのことです。

また、朝鮮人参と同じような滋養強壮効果を持っていることから、「インド人参」とも呼ばれています。

また、朝鮮人参が1960年頃に「心と体を強化するアジアのハーブ」として欧米で受け入れられるようになっていったように、アシュワガンダもまた、「アダプトゲンハーブ(心の病を改善する薬)」としても広く利用されています。

アシュワガンダはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の世界では「女王」と称され、何千年も前から強壮・強精薬として用いられてきたという歴史を持っています。

 

ここで少し、「アーユルヴェーダ」についても、ご紹介しておきましょう。

インド最古の聖典ヴェーダ(紀元前1200年)において、神々に病気治癒を祈願する讃歌や呪法の記述があり、4ヴェーダのひとつとされる文献「アタルヴァ・ヴェーダ」にておいては 、百種類を超える薬草の用法やそれらを摂取する際の真言(マントラ)が記述されています。

これらは紀元後に体系だった医学へと変わり、6世紀頃にはアートレーヤ学派により「チャラカ・サンヒター」という全8巻120章の書物として編纂されました。

また同時期には、ダンヴァンタリ学派においても「スシュルタ・サンヒター」という全6巻186章(外科的要素が多い)の書物も成立しており、 後に二学派は統合され、「アシュターンガ・フリダヤ・サンヒター」(医学八科精髄集成)が編纂されました。

以降、この医書は周辺諸国に広く用いられ、中国・チベット・アラビア等の医学に影響を与えていったと考えられています。

現代においては、アーユルヴェーダは西洋医学の代替手段として、世界保険機構(WHO)からの認定も受け、予防医学として大変注目されています。

このアーユルヴェーダは、インドにおいては特別なものではなく、日々の生活の一部として根づいています。

医療としてはもちろんですが、人が生命を受けて誕生した時から年老いて死ぬまでの人生において、どのようにすれば心身共に幸せに健康に暮らしていけるのかを教えてくれるものであり、 日常生活における食事や睡眠・体調管理などの様々な場面で生きています。

 

さて、そんなアーユルヴェーダの中で、「強壮薬」「強力な若返り薬」と言う意味を持つ「rasayana(ラサーナヤ)」という言葉があるのですが、アシュワガンダはrasayanaの役目を果たす特殊なハーブとして、古くから愛用されてきました。

このアシュワガンダは、日本においても久しくサプリメントとして親しまれてきましたが、アシュワガンダに含まれている、

ウィザフェリンA(Withaferin-A)という成分がアシュワガンダの効力を支えている成分である半面、毒性があるともされ、2013年に「医薬品成分」として取り扱われるようになりました。

参考:アシュワガンダの効果・効能(アーユルヴェーダ)

アシュワガンダの精力増強効果

実のところ、アシュワガンダの成分については、現在の時点では全てが明確に解明されているわけではありません。

従って、どのような成分がどのように精力増強に効果を発揮するという形ではご紹介できないのが現状です。

結局のところ、アシュワガンダの精力増強を裏付ける最大の根拠は、「インドの伝統医学『アーユルヴェーダ』の世界で、強壮作用のある薬とされ、数千年もの間愛用され続けてきた」という歴史的事実となってしまいます。

ただし、 もし本当は効果がないのであれば、そんなに数千年もの間、人々の支持を受け続けることはできない、とうの昔に消えてしまている、と思うのですが…。

「そんな論理じゃ、今1つ納得できない」とおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、とりあえず現段階で明確になっている成分についてだけでもご紹介しておくことにしましょう。

現在、特定されている成分で代表的なものとしては、「サポニン」「アルカロイド」「鉄をはじめとするミネラル類」といった成分です。

 

サポニンは、高麗人参とも共通する成分で、高麗人参の精力増強効果を代表して支える成分です。

血流を良くする効果を持っており、この血行改善作用が男性器の海綿体内への血液流入量を増やし勃起力の向上に結び付きます。

血流の改善作用は、心筋梗塞や脳梗塞の予防効果にもつながりますし、冷えの解消や、身体中の組織を生き生きとさせるという効果も発起します。

また、サポニンは抗酸化作用が強い成分としても知られています。身体の酸化(=老化)を妨げますので、アンチエイジング効果もあります。

さらに、この抗酸化作用により、体内に取り込んだコレステロールや脂質が酸化するのを防ぎ、余分な糖質や脂肪の吸収を抑え、肥満や生活習慣病の予防に役立ちます。

肥満や生活習慣病(特に糖尿病)はEDの原因の一つにもなりますので、この点においても精力増強効果を発揮します。

さらにサポニンは精液の量を増やす働きがあることも知られています。

続いて「アルカロイド」ですが、こちらは天然の精力剤ハーブとしてすっかり有名な「クラチャイダム」や「トッカントアリ」と共通した成分です。

特にトッカントアリに含まれる成分の中ではもっとも精力増強効果のある成分であると言われており、リラックス効果や血液の循環を良くする効果があります。

血流に関しては素でのご紹介したとおりですし、精力を増強するためには、不安を取り除いてリラックスさせることも重要とされます。

ミネラルに関しても、ミネラルが人がエネルギーを発揮するためには不可欠なものであり、それでいて現代日本人はミネラルが不足気味であることは皆さんもご存じでしょう。

アシュワガンダの精力効果

アシュワガンダの成分~期待される効果

アシュワガンダによって発揮される効果をあげておきます。

「抗ストレス作用」「滋養強壮」「リウマチ改善効果」「睡眠改善」「老化防止効果」「免疫力向上」「記憶力向上」が、アシュワガンダの発揮する効果です。

具体的には、「全体的な健康を増進する」「ストレスに対する抵抗力を強化する」「免疫力を強化する」「関節炎の症状を軽減する」「思考力、集中力、記憶力を高める」「身体機能を高めて、スタミナをつける」などといった効果があるようです。

さすが、「精力向上剤」として以外にも「究極の若返り薬」としてインド医療の世界で活用されてきたものならではですし、20世紀中判以降は、「心の病に効く薬」としてヨーロッパなどでも珍重されてきたハーブならではですよね。

アシュワガンダの副作用

精力剤としてのアシュワガンダの副作用

ご紹介したように、アシュワガンダは、日本では「医薬品成分」として分類されています。

その理由が、「ウィザフェリンA(Withaferin-A)という成分に毒性が認められた」ということですから、「副作用」についは、気になるところですよね。

しかし、アシュワガンダのウィザフェリンAの毒性に関しては、ラットやヒトを使った臨床実験では、死亡例も無く安全性が高いのではという声もあり、「まだ良く分からない」というのが事実です。

ただし、短期間の服用に関しては特に問題はありません。長期的な服用に関しては、未だ副作用や安全性が明確になっていないというのが、悲しいことに現実です。

「頑張れ厚生省!」と言いたいところですが、まあ死に至るほどの重大な危険性は無いので(だから、厚生省もいまいち積極的な研究に取り組んでいないのか?)、安心して、「用量」をしっかりと守って服用し、なんらかの不調、不安な症状が現れたら、直ちに服用を中止して医師の診断を仰いだ方が良いでしょう。

ただし、「服用は避けた方が良い人」というのは分かっておりますので、最後にそのことについてご報告しておきましょう。

まず、妊婦さん。懐妊中の方は、アシュワガンダの服用により流産の危険性があるので妊娠の可能性がある方は服用をさけてください。

授乳中の方に関しては、まだアシュワガンダの副作用について明らかになっていませんので、やはり服用はさけるべきでしょう。

また、アシュワガンダは中枢神経を過敏にする場合があるので、麻酔との併用はできません、そのため手術の前後には服用しないでください。

さらに、多発性硬化症、狼そう、関節リウマチ、自己免疫疾患の場合には、さらに悪化させる場合があるので、アシュワガンダの服用はできません。

上記に該当しない方であっても、アシュワガンダの過剰摂取による症状、「胃の不調」、「下痢」、「おう吐」などの症状が見られた場合には、直ちにアシュワガンダの服用を中止して、医師の診断を受けるようにしてください。

つまりそれだけ、「効き目」があると同時に「副作用」への心配もあるということです。